王子HDと日光ケミカルズ、セルロースナノファイバーを開発
王子ホールディングス(株)(東京都中央区、加来正年社長)と日光ケミカルズ(株)(東京都中央区、宇梶静男社長)は8日、共同開発した化粧品原料のセルロースナノファイバー「アウロ・ヴィスコCS」を製品化したと発表した。製造は王子ホールディングス、供給は日光ケミカルズが行う。
同原料は、天然素材由来の増粘剤であるカルボキシメチルセルロースと比べて、100倍以上の粘度を持つ。力を加えると粘度が下がり、制止すると粘度が上がって、元に戻る性質を持つ。粒子分散安定性にも優れ、化粧品への幅広い応用が期待できるとしている。
また、原料の木質繊維が、森林から供給される持続・再生可能な資源であることも特長に挙げている。