消費者庁・岡村長官が最後の会見、「悪質業者に恐れられる存在でありたい」
消費者庁の岡村和美長官は3日開催された最後の定例記者会見で、2年11カ月の在任期間中に「創設時の理念を踏まえながら、政策部門と執行部門の連携を図った」と振り返った。消費者庁が抱えている課題の1つに、誰1人取り残さない社会の実現を挙げ、今後の取り組みに期待を寄せた。
岡村長官は消費者庁の基本スタンスに言及し、「消費者のために経営する企業が伸びるように(行政を推進し)、消費者をないがしろにする企業には早くマーケットから退場してもらう。真面目な企業に頼りにされ、悪質業者には恐れられる存在でありたい」と述べた。
(写真:3日午後、記者会見を行う岡村長官)