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消費者庁、90件超を一挙公開
オボムコイド、ジャバラ果皮エキス 新規関与成分も

 消費者庁は22日、機能性表示食品の届出データベース情報の更新を行い、沢井製薬㈱(大阪市淀川区)による初の届出など合わせて96件の新規届出を公開した。うずら卵由来オボムコイドやジャバラ果皮粉末エキスといった新規の機能性関与成分が含まれる。また、プラズマ乳酸菌を機能性関与成分にしたのど飴を大正製薬㈱(東京都豊島区)が届け出た。

鼻の不快感軽減で2つの新規関与成分

 新規成分のうずら卵由来オボムコイドを届け出たのは白鳥製薬㈱(千葉県習志野市)。届出資料によれば、同成分は、卵白に含まれる糖たんぱく質。「鶏卵のオボムコイドとは異なり、アレルゲンとしてのはたらきが非常に弱いことが報告されている」という。

 ヘルスクレームは、「花粉、ダニ、ハウスダストなどによる目、鼻の不快感を緩和させることが報告されています」。届出商品名は『スニズトップ』で、スイスのStragen社が販売する同名(SniZtop)サプリメントのバルク製剤を国内で最終包装する。

 また、「エキス」の枠組みでジャバラ果皮粉末エキスを届け出たのは㈱ジャバララボラトリー(和歌山県和歌山市)。エキスを機能性関与成分とする場合に届出が必要な「指標成分」については、ナリルチンとクロロフィルabの2成分を設定した。ヘルスクレームは、「花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減する機能があります」。花粉のシーズンが本格到来するタイミングで、鼻の不快感軽減機能を訴求する新規機能性関与成分が2つ公開される形となった。

プラズマ乳酸菌、大正製薬からも

 この日に公開された新規届出は他に、免疫機能でお馴染みのプラズマ乳酸菌を機能性関与成分にしたのど飴や粉末緑茶があった。いずれも届け出たのは大正製薬で、のど飴については『VICKS』、粉末緑茶は『Livita』のブランドにそれぞれ追加する。

 また、カネカの100%子会社、カネカ食品㈱(東京都新宿区)による初の届出が公開。還元型コエンザイムQ10を機能性関与成分にしたヨーグルト2製品を届け出た。同成分について既存のヘルスクレームである睡眠の質の向上やストレス軽減機能などを表示する。

 他に、山崎製パン㈱(東京都千代田区)が2021年2月以来およそ1年ぶりとなる届出を行った。新たに届け出たのはくるみパンで、機能性関与成分はエラグ酸。肥満気味の人の体重や体脂肪などの減少サポート機能が報告されている旨を表示する。

21年度の届出件数、1200件に迫る

 この日に公開されたのは、届出番号G1103からG1198まで計96件(サプリメント48件、その他加工食品45件、生鮮食品3件)と100件に迫った。先週は届出データベースの情報更新がなかった。

 これにより制度施行以来の届出総数は5,216件となった。このうち510件余りの届出が22日までに取り下げられている。直近の取り下げは、3月4日付で1件。理由は「法人解散のため」とされている。

 最新の届出の届出日は2月22日付とされており、21年度の届出件数は今後さらに増えることになる。例年、年度末は届出が活発化する傾向があり、最終的には1,300件を大きく超えてくる可能性もありそうだ。

関連記事:沢井製薬、サプリ3製品を届出 22日に公開 

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