消費者庁は28日、機能性表示食品の届出9件を公表した。届出件数は合計2,545件となった。

　（株）サラダボウルは、生鮮食品のトマト『サラダボウルのごちそうトマト（ファイトリッチ）』が公表された。リコピンを機能性関与成分とし、血中LDLコレステロールを低下させる機能が報告されていると表示。200gで1日当たりの機能性関与成分量の50％を摂取できる。日本生活協同組合連合会のトマトジュース『CO・OP濃いトマトジュース食塩無添加900g』はGABAを含み、血圧が高めの人をターゲット層に置く。

　（株）明治は、フラクトオリゴ糖を含むチョコレート『オリゴスマートミルクチョコレート』が公表された。お通じが気になる人を対象とする。デルソル（株）の加工食品『ビーミラク』は葛の花由来イソフラボンを含み、肥満気味の人に向けて販売する。

（株）インシップはサプリメント2件が公表された。アフリカマンゴノキ由来エラグ酸を配合した『エラグ酸』は、肥満気味の人が対象。GABA配合の『インシップ　GABA』は、一時的な疲労感やストレスを感じている人の睡眠の質の向上に役立つ機能、すっきりとした目覚めをサポートする機能、一時的に落ち込んだ気分を前向きにする機能、一時的な疲労感を緩和する機能が、それぞれ報告されている旨を表示する。

　アサヒカルピスウェルネス（株）のサプリメント『おなかスマート』は、乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸を配合し、肥満気味の人が対象。ゼリアヘルスウエイ（株）のサプリメント『ブライテン　キトヘルス』は、エノキタケ由来脂肪酸を配合し、肥満気味で内臓脂肪が気になる人、BMIが高めの人がターゲット層となる。

　また、本草製薬（株）のサプリメント『認知機能の一部を維持したい中高年のケア習慣』は、イチョウ葉由来フラボノイド配糖体と同テルペンラクトンを配合。認知機能の一部である記憶力の精度や判断の正確さを向上させることが報告されている旨を訴求する。