消費者庁は29日、機能性表示食品の届出情報50件（届出番号：G464～513）を公表した。これで届出件数は今年に入って921件、累計4,531件（撤回含む、同名a・bなどの製品含む）となった。食品区分別では、サプリメント形状が28件、その他の加工食品が17件、生鮮食品が5件だった。一方、9件が撤回。撤回は合わせて482件となった（過去に消費者庁が一覧から抹消した公表データを除く）。

　新規成分「イソロイシルアルギニン、アルギニルイソロイシン」を配合した鈴廣かまぼこ㈱（神奈川県小田原市）の『魚肉ペプチド　サカナのちからB』は、「本品には魚肉ペプチド（イソロイシルアルギニン、アルギニルイソロイシンとして）が含まれますので、日常生活で生じる身体の一時的疲労感を軽減する機能があります」などと表示する。

　明治薬品㈱（東京都千代田宇）はエラグ酸を機能性関与成分とした商品2件が公表。これでエラグ酸を機能性関与成分とした商品は全部で38商品となった。
　
　撤回したのはアサヒビール㈱（東京都墨田区）の『アサヒスタイルバランスコーラサワーテイスト』（届出番号：A160）ほか6件、日本食研ホールディングス㈱（愛媛県今治市）の『関節らくらくコラーゲン』（B551）、㈱ドール（東京都千代田区）の『Dole（ドール）バナナ　グリーンフォレスト』（E603）の合わせて9件。
　アサヒビールの撤回理由はA160・B273・397・D205は「製品販売が終了し、再販売の予定がなくなったため」とし、B527・591は「商品発売の予定がなくなったため」としている。
　また、日本食研ホールディングスは「販売終了のため」、ドールは「販売予定がないため」という。