消費者庁は11月24日、消費者安全法に基づく重大事故以外の消費者事故を事故情報データバンクに登録したと発表した。
　登録したのは同法12条第2項により消費者庁に通知のあった消費者事故83件。そのうち食品に関連する事故が82件と、全体の96％を占めた。

　リコール・自主回収情報では、「アレルギー表示の欠落」が36件でトップ、「消費・賞味期限の欠落・誤表示」が14件だった。
　また、食中毒による事故情報は9件だった（前回13件）。

　食品事故の中には9月5日、小学校で食物アレルギーのある児童が給食を食べたところ、アナフィラキシーを発症し、救急搬送された事案が含まれていた。この給食には「乳・乳製品」を含む食品が使用されていたが、職員が配合成分表や原材料の確認を怠ったため、アレルギーを起こす物質を含んだ給食が児童に提供されたという。