消費者庁、アレルギー推奨表示品目に「アーモンド」追加
消費者庁はこのほど、アレルギー表示制度について次長通知を改正し、推奨表示品目に「アーモンド」を追加した。これにより、推奨表示品目は合計21品目となった。
消費者庁が実施した食物アレルギーの健康被害実態調査によると、「クルミ」が原因の即時型症例数は前回調査の74件から251件に増加。「アーモンド」による即時型症例数は21件を数えた。調査結果を受けて、消費者庁は7月5日の消費者委員会表示部会で、義務表示品目に「クルミ」、推奨品目に「アーモンド」を追加する案を示し、了承された。今回の通知改正はこれらの経緯を踏まえたもの。
義務表示品目に追加する「クルミ」については、罰則規定の対象となるため、分析方法の開発が終了次第、食品表示基準を改正する予定だ。