消委・食品表示部会、食品表示の「全体像」見直しを議論
消費者委員会食品表示部会は27日、食品表示の全体像の見直しについて、基本的な方向性を議論した。来夏をめどに、一定の方針を取りまとめる計画だ。
商品パッケージに記載する表示事項の増加を背景に、高齢者にとって読みにくくなっていることや、アレルギー表示などの安全性に関する表示が目立たないことを問題点に挙げた。解決策として、ウェブやユニバーサルデザインなどを活用する案が有力視されている。
ウェブでの表示については、義務化から補完的な位置づけといった幅広い意見が寄せられた。また、表示面積が十分にある食品では、現行の表示制度を維持することが現実的とする声も聞かれた。
(写真:27日開催の食品表示部会の冒頭)