海藻の摂取頻度が多い人で虚血性心疾患のリスク低下
国立がん研究センターは10日、海藻の摂取頻度が多い人で虚血性心疾患の発症リスクが低くなるという研究結果を公表した。
研究班は全国9地域の40~69歳の約8万6,000人を対象に、20年間にわたって追跡し、海藻の摂取と脳卒中や虚血性心疾患の発症リスクとの関連を調べた。
その結果、海藻を「ほとんど食べない」グループと比較して、「ほとんど毎日食べる」グループでは、虚血性心疾患の発症リスクが男性で24%、女性で44%低いことがわかった。一方、脳卒中については関連が見られなかった。