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洗浄ジェルのアルコール配合割合で嘘、メイフラワーに措置命令~消費者庁

アルコールの配合割合を偽って手指用洗浄ジェル(化粧品)を販売したとして、消費者庁は19日、化粧品を輸入販売する(株)メイフラワー(東京都千代田区、前田憲一代表)に対し、景品表示法に基づく措置命令を出したと発表した。

 消費者庁の調べによると、同社は今年4月の4~14日までの期間、手指用洗浄ジェル『ハンドクリーンジェル(300ml)』の容器包装に「アルコール71%配合」と表示して販売。しかし、実際の配合割合は71%を大きく下回っていた。同社が分析試験機関に依頼して行った試験により、実際のアルコールの配合割合は5~30%程度であることが判明したという。

 消費者庁は同社に対し、表示が景表法に違反する内容であることを一般消費者へ周知することや、再発防止策の構築などを命じた。

 消費者庁では、「高濃度のアルコール配合については、新型コロナウイルス感染予防に対する消費者のニーズが極めて高く、訴求力が強い。訴求力の強い表示が実際と異なる場合は、不当表示となる」(表示対策課)と説明している。

 同社はホームページ上に「お詫びとお知らせ」を掲載。返品対応を実施するとしている。

(写真:不当表示が認められた『ハンドクリーンジェル(300ml)』)

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