沢井製薬、サプリ3製品を届出
生活習慣、歩行維持、そしてアイケア
ジェネリック医薬品(後発薬)大手の沢井製薬㈱(大阪市淀川区、澤井健造社長)が行っていた機能性表示食品の届出が22日、消費者庁によって公開された。サプリメント3製品について同時に公開されたもので、届出資料によると、いずれも販売開始日は5月2日などとされている。テストマーケティングを行った後、本格販売を開始するとみられる。
沢井製薬が機能性表示食品の届出を行うのは初。販売開始をもってサプリメント・健康食品市場に再参入することになる。『トリプル生活習慣』、『歩行維持力』、『くっきり力』を商品名とする3製品を届け出た。いずれもサプリメント。
各製品の概要を見ると、『トリプル生活習慣』の機能性関与成分は、GABA、バナバ葉由来コロソリン酸、エラグ酸の3成分。
ヘルスクレームは、「GABAには、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。バナバ葉由来コロソリン酸には、健常な方の高めの空腹時血糖値を下げる機能があることが報告されています。エラグ酸には、肥満気味の方の体脂肪・血中中性脂肪・内臓脂肪を減らす機能があることが報告されています」とした。
また『歩行維持力』は、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン、カツオ由来エラスチンペプチド、大豆イソフラボンの3つを機能性関与成分にしたもの。
ヘルスクレームは、「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンには、年齢とともに低下する脚の筋力に作用することにより、中高年の方の歩く力を維持することが報告されています。カツオ由来エラスチンペプチドには、成人健常者の膝関節の動きをサポートし、軽い違和感を和らげる機能があることが報告されています。大豆イソフラボンには、骨の成分を維持するのに役立つ機能が報告されています」。
そして『くっきり力』は、アイケア機能を訴求するもので、機能性関与成分はルテイン・ゼアキサンチン。ブルーライトなどの光ストレスから目を保護する働きなどが報告されていることを表示する。
【石川 太郎】
(冒頭の画像:沢井製薬が届け出た機能性表示食品の表示見本。画像は消費者庁の届出データベースから)
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