（特非）消費者支援機構関西（ケーシーズ／大阪市中央区、西島秀向理事長）が昨年11月27日、（有）沖縄長生薬草本社（沖縄県南城市、下地隆彦社長）に対して行ったお問合せに対し、同社がその指摘に対して真摯に対応したとして、ケーシーズはその経緯を公表し、当面、景品表示法に基づく差止請求を見合わせるとした。きのう29日、ケーシーズが発表した。

　お問合せを行ったのは、沖縄長生薬草本社が販売するサプリメント『琉球 酒豪伝説』の公式サイト。
　「数々の二日酔い防止をうたい文句にした商品を試してきましたが、ここまできちんと効くものは初めてです。飲む前に飲めば悪酔い防止にもなります！」、「いつもは数杯でベロベロな私ですが、飲み会前にこれを飲むと別人の如くお酒に強くなります」などの体験談の他、「悪酔いを防ぎたい場合はお酒を飲む前と後、更に就寝前にもう１包」、「10粒は健康維持に欠かせないデトックス、緑色の５粒は健康値の調整」――などの表示を行っていた。

　昨年11月27日に質問を伴うお問合せの後、今年1月4日にウェブサイト上の表示を削除した旨の連絡を受けた。ケーシーズが同4月30日に再お問合せを行ったところ、5月9日にさらに追加の削除を行ったとの連絡を受けたことから、6月27日付の書面でお問合せ活動終了通知を送付したという。

　またケーシーズは同日、新新薬品工業㈱（富山市今市、布目荘太会長）が提供する『リパソールＡＴ』の表示に関するお問い合わせ活動も終了したと報告している。

【編集部】

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