沈黙のヴィエリスに再質問書 諦め、怒り~被害者の声さまざま
既報のとおり、㈱ヴィエリス(東京都渋谷区、水沼智博社長)は、渋谷区千駄ヶ谷から同円山町へ事務所を移転した。新しい移転先は道玄坂上にあるシェアオフィスである。
新住所に対して特定適格消費者団体の(特非)消費者支援ネット北海道(ホクネット/札幌市中央区、松久三四彦理事長)は4月14日付で「再申入れに対する回答のお願い」を送付している。しかし現在、同団体にヴィエリスからの回答はないという。
5月6日、ウェルネスデイリーニュース編集部も同社に対し、取材の依頼を行っているが16日の回答期日を過ぎた現在、まだ返信がない。
「住所登記を変更した理由」、「ホクネットへの回答の可否、ならびにその内容」、「消費者に対する責任についてどのように考えているか」、「ヴィエリスと一部事業を譲渡したGFAとの関係はまだ続いているか」――について質問している。
そもそもシェアオフィス「渋谷アントレサロン」では、電話は取り次がないというから他に連絡の取りようがない。普段、ヴィエリスの担当者が同所に詰めているかどうかも分からない。ヴィエリスはどこへ行ったのか?関係者の中には、実体があるかどうかさえ危ぶむ声も。
ヴィエリスについては、当社のツイッターにも被害者の声が寄せられている。諦めの声や怒りの声などさまざまだが、被害状況を共有しヴィエリスや同社から脱毛サロン「キレイモ」の一部を譲渡されたGFAに対する返金などに関する対応方法などの記載もあるようだ。
きょう31日、さらに編集部は「企業としての活動実体があるのかどうか」なども付け加え、簡易書留で再度、質問書を郵送した。回答期限は6月19日(月)だ。
【田代 宏】
(冒頭の写真:渋谷アントレサロンの外観)
〇これまでの経緯
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