水素水生成器、充電中に火災 原因はリチウムイオン電池か?
消費者庁は7日、飲料用の水素水生成器に関する事故情報を公表した。公表した製品は、㈱日省エンジニアリング(栃木県八板市、平久井健三社長)の『W水素ボトル』。「9月4日、充電中に同品を焼損する火災が発生。現在、原因を調査中」としている。
同社に確認したところ、消防署から連絡を受けたのが9月12日。その後、(独)製品評価技術基盤機構(ナイト)で検査の結果、22日に原因を特定した。
「原因はリチウムイオン電池にあることが分かった」(同社)という。また、昨年8月以降、交換した電池の中に不具合のあるものが混じっていた可能性もあったとし、対象となる購入者約200件に連絡を取り、無償点検・交換を実施するという。新しい電池が届き次第、「ホームページで告知し、書面でも通知する」と話している。きょう現在、ホームページで事故の件を告知していない点について同社は、「交換の電池が準備できていなければ混乱を招くから」と説明している。
(冒頭の写真:消費者庁のホームページより転載)
【田代 宏】