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武蔵野市内の弁当店で集団食中毒 42人が発症、病因菌はノロウイルス

 東京都蔵野市内でノロウイルスを病因菌とする集団食中毒が発生した。東京都がきのう6日、発表した。
 食中毒症状を呈したのは、7月29日~30日にかけて同市内の弁当店が調理、提供した弁当を喫食した6歳から93歳までの男女42人(男性22人、女性20人)。同30日~8月1日にかけて下痢やおう吐、発熱などの症状を発症した。

 主なメニューは、29日(鶏の照り焼きタルタルソース添え、煮物、キャベツとシラスの和え物、サラダ、卵焼き、ごはん、ぶどうゼリー)、30日(チキンカツのみぞれがけ、酢の物、サラダ、ごはん、ひじき煮、きんぴらごぼう、オレンジゼリー又はリンゴゼリー)など(ゼリーは両日共に配達の弁当に限られていた)。

 連絡を受けた多摩府中保健所が調査したところ、複数の患者および調理従事者6人のふん便などからノロウイルスを検出。患者を診察した医師から食中毒の届出を受けた。

 同店は1日から営業を自粛しているが、都は同店に対して6日から3日間の営業停止処分の措置を行った。

 東京都では今年に入り、5日までに78件1,158人の食中毒が発生している。これは前年の86件613人を大幅に上回る。

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