機能性表示食品6件公表、マスリン酸・トレハロースで初の届出
消費者庁は7日、機能性表示食品の届出6件を公表した。届出件数は合計2,426件となった。
日本製粉(株)は、マスリン酸を配合したオリーブ果実エキス含有加工食品『マスリンゼリー for care 60』が公表された。マスリン酸を機能性関与成分とする届出は初めて。「筋肉に軽い負荷がかかる日常的な運動と併用することで、加齢によって衰える筋肉を維持する機能がある」と表示する。安全性は喫食実績の評価で確認。機能性については最終製品を用いたヒト試験によって評価した。
(株)林原は、トレハロースを含む加工食品『林原トレハロースGT』が公表された。トレハロースを機能性関与成分とする届出も初のケースとなった。「食後に上昇した血糖値を元に戻しやすくする機能があることが報告されている」と表示。安全性は既存情報による安全性試験結果の評価によって確認、機能性については機能性関与成分の研究レビューで評価した。
日清食品(株)の加工食品『DRUNO 2(2はローマ数字) 青りんご味』は、サイリウム種皮由来の食物繊維を含む。お腹の調子を整えたい人、お通じが気になる人を対象とする。メロディアン(株)のサプリメント『スリーダウン』はエノキタケ由来脂肪酸を配合し、肥満気味で内臓脂肪が気になる人、BMIが高めの人をターゲット層としている。
(株)日本薬業の清涼飲料水『ナイトヘル酢』は酢酸を含み、販売対象は肥満気味の人。また、オタフクソース(株)の濃厚ソース『お好みソース糖類70%オフ 200g』は難消化性デキストリンを含み、食後に上がる血糖値や中性脂肪が気になる人に向けて提案する。