機能性表示食品届出53件、撤回2件公表
消費者庁は27日、機能性表示食品の届出情報53件(届出番号:G581~633)と撤回2件を公表した。これで届出件数は今年に入って1,000件を超え、1,041件となり、累計4,651件(撤回含む、同名a・bなどの製品含む)となった。食品区分別では、サプリメント形状が39件と圧倒的に多く、その他の加工食品が13件、生鮮が1件だった。
マイコロジーテクノ㈱(新潟市東区)は新規成分「越後白雪茸由来ピロールアルカロイド(4-(2-ホルミル-5-ヒドロキシメチル-ピロール-1-イル)酪酸として)」を含有した『iBestL PRO(アイベストエル プロ)』が公表された。「越後白雪茸由来ピロールアルカロイド(4-(2-ホルミル-5-ヒドロキシメチル-ピロール-1-イル)酪酸として)は、健康な人の健常域でやや高めの肝機能を評価する指標である酵素値のひとつ(AST)の改善に役立つ機能があることが報告されています」とし、一方「本品は肝機能を評価する指標である酵素値の異常の値を改善するものではありません。これらの値が異常を示した場合は医療機関の受診をお勧めします」と、機能性表示のなかで打消し表示も行っている。
㈱ユニアル・ライフサイエンス(北海道札幌市)は、「クマイザサ由来ホロセルロース」を機能性関与成分とした商品『クマ笹青汁 SR(えすあーる)』(G591)が公表された。今年4月20日に公表された『クマ笹青汁』(F1017)に次ぐ製品。今回の届出は研究レビューに基づくもので、今後、OEM生産を視野に入れた届出と思われる。便臭に期待する青汁としては同品が初めて。北海道食品機能性表示制度(ヘルシーDo)の認定も受けていることから、将来的に同マークとのダブル表示も考えられる。
㈱島洋商会(福岡県筑紫野市)の『シックスバリア』(G585)は「エラグ酸」を機能性関与成分とした商品。これで同成分による届け出は31社39商品となった。
理研ビタミン㈱(東京都新宿区)の『サポートプラス 健骨生活』(G596)を製造している㈱三協(静岡県富士市)はこれまで313件の届出支援を行っている。スタッフ80人による届出体制を取っている。
撤回したのは㈱Mizkan(愛知県半田市)の『レモン黒酢』(C349)と日本水産㈱(東京都港区)の『ニッスイごま豆乳仕立てのみんなのみかたDHA(ディーエイチエー)』(D5)の2品。 撤回理由は共に、販売を終了したためとしている。