機能性表示食品の届出38件を公表、昨年度は過去最高の882件(前)
消費者庁は8日、機能性表示食品の届出38件を公表した。昨年度受付分が3件、今年度受付分が35件の内訳。昨年度の届出件数は合計882件に上り、過去最高を記録した。
昨年度の3件は、アサヒビール(株)の炭酸飲料『アサヒスタイルバランスプラス香り華やぐハイボールテイスト』、(株)三協のサプリメント『SANKYO イミダゾール&疲労感軽減』、(株)日本薬健の加工食品『ハーブティー』。
『アサヒスタイルバランスプラス香り華やぐハイボールテイスト』は難消化性デキストリンを使用し、血中中性脂肪がやや高めの人、食後の血糖値が気になる人が対象。『SANKYO イミダゾール&疲労感軽減』はイミダゾールジペプチドを配合し、一時的な体の疲れを感じている人に向けて販売する。『ハーブティー』はL-テアニンを用いて、睡眠の質が気になる人を対象とする。
今年度に受け付けた35件を見る。(株)伊藤園は飲料5件が公表された。濃縮トマト飲料『理想のトマト』、『――190g』、『――265g』、『――900g』はGABAを含有。血圧が高めに人をターゲット層に置く。ニンジンミックスジュース『30品目野菜』もGABAを含有し、同様の訴求を行う。
(株)エーエフシーのサプリメント『プロシアニジンプレミアム』と本草製薬(株)のサプリメント『内臓脂肪を減らしたい方のケア習慣』は、リンゴ由来プロシアニジンが機能性関与成分。内臓脂肪を減らす機能が報告されている旨を表示する。
(株)丸惣の清涼飲料水『クエン酸プラム』はクエン酸を含み、日常生活や運動後の疲労感が気になる人が対象。(株)リジュベネーションシステムの清涼飲料水『リジュベネーションウォーター』はパイナップル由来グルコシルセラミドを含み、肌が乾燥しがちな人に向けて提案する。クラシエフーズ(株)の粉末清涼飲料『アップルエードFIBER』は難消化性デキストリンを含み、食後の血中中性脂肪の上昇を抑える機能、お腹の調子を整える機能が報告されているという。
(株)協和のサプリメント『ライラック ビオ』は有胞子性乳酸菌を配合し、ターゲット層は便秘傾向の人。日英物産(株)のサプリメント『グルコサミン&新サメの軟骨』はグルコサミン塩酸塩を配合し、関節軟骨を維持することが報告されている旨を表示する。また、八幡物産(株)のサプリメント『ぬくぽか』はモノグルコシルヘスペリジンを配合し、手足や足先の冷えが気になる人を対象としている。
(つづく)
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