機能性表示食品の届出20件を公表、上半期340件に(前)
消費者庁は9月30日、機能性表示食品の届出20件を公表した。届出件数は合計2,409件となった。今年度上半期に公表された届出件数は340件に上った。
グリコ栄養食品(株)は、赤パプリカ由来キサントフィル配合のサプリメント『PapriXパプリカスタイル』が公表された。赤パプリカ由来キサントフィルを機能性関与成分とする届出は初めて。肥満気味の人をターゲット層としている。
オカヤス(株)はモモ由来グルコシルセラミド配合の清涼飲料水『桃のセラミドドリンク』、(株)インシップは同成分配合のサプリメント『ピーチセラミド』がそれぞれ公表された。モモ由来グルコシルセラミドを機能性関与成分とする届出も初のケース。2品とも、肌が乾燥しがちな人を対象とする。
日清ヨーク(株)の発酵乳『十勝のむヨーグルト プレーン』は乳酸菌NY1301株を含み、販売対象は便秘傾向の人。味覚糖(株)のチョコレート『頭脳チョコ』は、イチョウ葉由来フラボノイド配糖体と同テルペンラクトンを配合。中高年の認知機能の一部である記憶力を維持することが報告されていると表示する。
アサヒ飲料(株)の清涼飲料水『「『十六茶』プラス」3つのはたらき630』は、葛の花由来イソフラボンと難消化性デキストリンを含む。肥満気味の内臓脂肪が気になる人、食事の糖や脂肪の吸収が気になる人に向けて販売する。メロディアン(株)のシロップ『イヌリンシロップ』はイヌリンを含み、食後の血糖値の上昇を抑える機能が報告されていると表示する。
明治薬品(株)のサプリメント『健康きらり サラシアプラス』と(株)Rise UPのサプリメント『糖カット サラシア』は、どちらもサラシア由来サラシノールを機能性関与成分とし、食後の血糖値の上昇を緩やかにする機能が報告されていると訴求。また、(株)Rise UPのサプリメント『MyFit+BodyMake』はブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを配合し、BMIが高めの人に向けて販売する。
(つづく)
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