消費者庁は1日、機能性表示食品の届出17件を公表した。届出件数は合計2,833件となった。

　メロディアン（株）は、イヌリンを含むシロップ『イヌリンシロップ　植物由来の甘み』と加工食品『菊芋のイヌリン　液体タイプ』が公表された。どちらも、食後の血糖値の上昇を抑える機能が報告されていると表示する。（株）伊藤園の清涼飲料水『茉莉花茶　ジャスミンティー』もイヌリンを含有し、お腹の調子を整えることが報告されている旨を訴求する。

　（株）アクトは、サプリメント『パルフェックス』と加工食品『ビーミラク』の2件。2件とも葛の花由来イソフラボンを機能性関与成分とし、販売ターゲット層は肥満気味の人。花王（株）の清涼飲料水『SOFINA　iPクロロゲン酸　飲料　W』はコーヒー豆由来クロロゲン酸類を含み、冷えを感じる人、肌の乾燥が気になる人を対象としている。

　（株）HBCフナトのサプリメント『ノウケアベスト』は大豆由来ホスファチジルセリンを配合し、記憶力が低下した中高齢者に向けて販売する。味の素（株）のサプリメント『ブルーベリー＆ルテイン』は、ビルベリー由来アントシアニンとルテインが機能性関与成分。スマホやパソコンなどの使用により低下する目の潤いと手元のピント調節機能をサポートし、目の疲労感を緩和すること、目のコントラスト感度を改善することが報告されている旨を表示する。

　小林製薬（株）のサラシア由来ネオコタラノールを使用したサプリメント『サラシア100　糖質対策サポート』は、糖質が多い食事を取りがちな人や、食後血糖値が高めの人に向けて販売する。また、（株）ネイチャーラボのブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを用いたサプリメント『おなかの脂肪ぱっくん』は、BMIが高めの人を対象としている。

（つづく）

／（後）