消費者庁は17日、機能性表示食品の届出16件を公表した。届出件数は合計2,731件にとなった。今年度の届出件数は662件に上り、過去最高を記録した昨年度を上回るペースで推移中。また、今年度の生鮮食品の届出も24件を数え、増加傾向を示している。

　ミチルナ（株）の冷凍ホウレンソウ『ルテイン　ルンルン　ほうれん草』はルテインを含み、光による刺激から目を保護するとされる網膜色素を増加させることが報告されていると表示する。日本製粉（株）の加工食品『小麦ふすま』は小麦ふすま由来難消化性多糖類を機能性関与成分とし、お通じを改善し、お腹の調子を整える機能が報告されていると訴求する。

　大象ジャパン（株）の4倍希釈時33％混合果汁入り飲料『美味しく飲めるホンチョ　ざくろ』は酢酸を含み、ターゲット層は肥満気味の人や内臓脂肪が気になる人。機能性関与成分の研究レビューによって機能性を評価したものの、最終的に採択した論文は1報しかなかった。

　キューオーエル・ラボラトリーズ（株）はサプリメント3件が公表された。『うる肌マネージメント』と『MOMOHADA』の2件はロダンテノンBを配合し、肌の潤いを保持する機能が報告されていると表示する。機能性については機能性関与成分の研究レビューによって評価したが、最終的に採択した論文は1報のみだった。『TSUKA09』は、ライチとチャ由来フラバノール単量体・二量体が機能性関与成分。運動時の一時的な身体的疲労を自覚している人が販売対象となる。

　（株）日本予防医学研究所のサプリメント『海のDHA・EPA』は、DHA・EPAを配合。中性脂肪を低下させる機能、中高年の認知機能の一部である日常生活における数に関する情報の記憶と数・言葉に関する情報の判断や読み書きをサポートする機能が報告されていると表示する。

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