機能性表示食品の届出14件を公表
消費者庁は8日、機能性表示食品の届出14件を公表した。届出件数は合計2,277件となった。
松谷化学工業(株)は、希少糖を用いたシロップ『レアシュガースウィート』が公表された。希少糖含有シロップ由来の希少糖(プシコース、ソルボース、タガトース、アロース)を機能性関与成分とする届出は初めて。「砂糖よりも摂取後の血糖上昇が緩やかな低GI甘味料」と表示する。
(株)オースターフーズの生菓子『ファイバーゼリー』は難消化性デキストリンを使用し、食後の血糖値の上昇を抑えたい人、お腹の調子を整えたい人が対象。(株)エモテントのティーパック『南インド由来茶ゾネ(ZONE)』はL-テアニンを含み、睡眠の質が気になる人、一過性の作業に伴うストレスが気になる人を対象としている。また、長倉精麦(株)の普通精麦『もっちり麦ポーションタイプ』は大麦β-グルカンを含み、食後血糖値の上昇が気になる人に向けて提案する。
(株)吉野家ホールディングスは、調味液4件が公表された。ローズヒップ由来ティリロサイドを含む『ローズヒップ』は、BMIが高めの人が対象。グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを含む『ペプチド』は、食後の中性脂肪の吸収を減らす機能が報告されている旨を表示する。GABAを含む『GABA』は、血圧が高めの人がターゲット層。サラシア由来サラシノールを含む『サラシア』は、食後血糖値の上昇を緩やかにする機能が報告されていると表示する。
小林製薬(株)のサプリメント『ビフィズス菌』はビフィズス菌BB536を配合し、お通じに悩みのある人に向けて販売する。(株)インシップのサプリメント『ビフィズス菌』もビフィズス菌BB536を機能性関与成分とし、お腹の調子を整える人を対象としている。
シャルーヌ化粧品のモノグルコシルヘスペリジンを配合したサプリメント『PURARICOヘスペリジン』は、手足の冷えが気になる人が対象。兼松ケミカル(株)のクレアチンモノハイドレートを配合したサプリメント『クレアピュア』は、日常生活で使う筋肉・筋力の維持に役立てたい中高年に向けて訴求する。
日本糖尿食研(株)のイヌリンを配合したサプリメント『菊芋のおかげ(顆粒)』は、食後の血糖値や中性脂肪、お腹の調子が気になる人に向けた製品。占部大観堂製薬(株)のサプリメント『うらべのイチョウ葉記憶力生活』はイチョウ葉由来フラボノイド配糖体と同テルペンラクトンを配合し、認知機能の一部である記憶力を維持することが報告されている旨を表示する。