機能性表示食品の届出が2,800件突破(前)
消費者庁は23日、機能性表示食品の届出21件を公表した。総届出件数は2,803件に上る。
大塚製薬(株)は、フィチン酸を配合した清涼飲料水『賢者の尿酸対策 上昇抑制サポート』が公表された。フィチン酸を機能性関与成分とする届出は初めて。尿酸値が気になる人を対象とする。ライオン(株)の粉末清涼飲料『エグゼアクティブ』は、HMBカルシウムとグルコサミン塩酸塩を配合。年齢とともに衰える足の筋力や膝関節の曲げ伸ばし、膝の違和感が気になる人をターゲット層としている。
(株)伊藤園のモノグルコシルヘスペリジンを含む清涼飲料水『さらさら むぎ茶』は、気温や室内温度が低いときなどの血流を改善し、体温を維持する機能が報告されていると訴求する。森下仁丹(株)のL-テアニンを配合した生菓子『テアニン・ゼリー』は、質の良い睡眠をサポートすることが報告されている旨を表示する。
金印(株)は、本わさび由来6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート(6-MSITC)を配合したサプリメント『ワサビスルフィニルGold』が公表された。本わさび由来6-MSITCを機能性関与成分とする届出は初めて。運動習慣のない中高年の認知機能の一部である判断力や注意力を向上させる機能があるという。(株)ミカレアは、ユーグレナグラシリスEOD-1株由来パラミロンを用いたサプリメント『ミカレアのパラミロン』が公表された。同成分を機能性関与成分とする届出も初のケース。日常生活の身体的疲労感を軽減する機能があるとしている。
(株)オーガランドのサプリメント『カロリレス』は、セイタカミロバラン果実由来没食子酸を使用。食後の中性脂肪や血糖値が気になる人に向けて提案する。ゼライス(株)のサプリメント『摩擦音ケアにひざ年齢タブレット』はコラーゲントリペプチドを配合し、販売対象は日常生活で生じる膝関節の違和感が気になる人。(株)健幸堂のサプリメント『ホヤプラズマローゲン爽快』はホヤ由来プラズマローゲンを機能性関与成分とし、記憶力の衰えを感じる中高年を対象としている。
また、京都薬品ヘルスケア(株)のサプリメント『ミネルヴァ青魚の恵みDHA&EPA』は、DHA・EPAを配合。中高年の加齢に伴い低下する認知機能の一部である記憶力・判断力をサポートすること、血中の中性脂肪を低下させる機能があることが報告されている旨を表示する。
(つづく)