機能性表示食品の届出、2,500件突破
消費者庁は14日、機能性表示食品の届出15件を公表した。制度がスタートして約4年7カ月で、届出件数が2,500件を突破。現在販売中の製品も、明確なものだけで1,000件を超えている。
日本ケロッグ(合同)は朝食シリアル『オールブラン ブランリッチ』、『――フルーツミックス』、『――ナッツミックス』、『――ブランフレーク』の4件が公表された。機能性関与成分は小麦ブラン由来アラビノキシラン。酪酸を増加させることにより、腸内環境を改善することと、お腹の調子を整えて便通を改善することが報告されている旨を表示する。
森永乳業(株)は清涼飲料水『夜つくるわたし ピンクグレープフルーツ風味』、『――ブルーベリー風味』、『――ゆずジンジャー風味』の3件。L-テアニンを配合し、睡眠の質を高めることが報告されている旨を表示する。
(株)クリマは、生鮮食品『枝豚肉氷温熟成氷室豚 14日熟成』が公表された。イミダゾールジペプチドを機能性関与成分とし、一時的な疲れを感じている人や、加齢による記憶力の低下を感じている人に向けて訴求する。
伊那食品工業(株)のブドウ果汁入り飲料『Jellsy シャルドネ』はパイナップル由来グルコシルセラミドを含み、ターゲット層は肌が乾燥しがちな人。味覚糖(株)のグミキャンディー『リセットうめグミ』はクエン酸を含み、日常生活や運動後の疲労感が気になる人を対象としている。
アサヒカルピスウェルネス(株)のサプリメント『おなかサイズ』は乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA)を配合し、販売対象は肥満気味の人。(株)カタリスト琉球のサプリメント『シンジムンの力 発酵シークヮーサー』はモノグルコシルヘスペリジンを配合し、手・足指先の皮膚表面温度を維持する機能が報告されていると表示する。
(株)ファインのGABAを配合したサプリメント『ギャバ+』は、血圧が高めの人が対象。レジリオ(株)のジオスゲニンを配合したサプリメント『ジオスゲニン・ゴールド』は、加齢に伴う認知機能の低下が気になる中高年に向けて提案する。また、エムジーファーマ(株)のサプリメント『ナップル 抑糖サプリ』はサラシア由来サラシノールを配合し、食後の血糖値の上昇を緩やかにする機能が報告されていると訴求する。