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機能性表示食品の届出、1,700件突破

<初のタヒボ由来ポリフェノール配合製品>

 消費者庁は11日、機能性表示食品の届出11件を公表した。公表済み届出件数は1,700件を突破した(合計1,702件)。

 タヒボジャパン(株)は、タヒボ由来ポリフェノールを配合したサプリメント『タヒボNFDプレミアム』が公表された。タヒボ由来ポリフェノールを機能性関与成分とする製品の公表は初めて。「日常の生活により生じる一過性の身体的な疲労感の軽減に役立つ機能がある」と表示する。安全性は喫食実績の評価と、安全性試験の実施によって確認。機能性については、最終製品を用いた臨床試験で評価した。

 (株)ホワイズのサプリメント『BRAIN MEMORY』は、イチョウ葉由来フラボノイド配糖体と同テルペンラクトンを配合。中高年の認知機能の一部である記憶力を維持することが報告されている旨を表示する。富士産業(株)のサプリメント『コタラエキス+』はネオコタラノールを含み、血糖値が高めに人に向けて訴求する。

 Moyobara Beauty Line(株)はサプリメント2件が公表された。『CALOBYE+Perfect Light』はターミナリアベリリカ由来没食子酸を機能性関与成分とし、食後の中性脂肪や血糖値が気になる人が対象。『――+Special Light』は葛の花由来イソフラボンを含み、肥満気味の人を対象としている。

 (株)ホテイフーズコーポレーションは、マグロ油漬・フレーク『液切りいらずのしっとりツナ EPA・DHAのチカラ』が公表された。EPA・DHAを含み、「中性脂肪を下げる機能があることが報告されている」と表示する。味覚糖(株)のキャンディー『特濃ミルク8.2 マンゴー』はルテインを配合し、コンピューター作業の多い人に向けて提案する。

 日清ファルマ(株)のサプリメント『ビフィコロンS』はビフィズス菌(BB536株)を含み、腸の調子が気になる人が対象。UMIウェルネス(株)のサプリメント『アンセリンEX』はアンセリンを配合し、尿酸値が高めの人を対象としている。

 三生医薬(株)のサプリメント『健眠計画』はGABAを配合。「日常生活で生じる一時的な活気・活力感の低下を軽減すること、一時的な疲労感やストレスを感じている方の睡眠の質の向上に役立つ機能があることが報告されている」と表示する。また、(株)全日本通販のサプリメント『ヒアルチャージ肌潤粒』はヒアルロン酸Naを配合し、肌の乾燥が気になる人に向けて提案する。

<中小企業と小規模企業が全体の7割>

 届出者の状況を規模別で見ると、「中小企業者」と「小規模企業者」を合わせると全体の約7割を占める。一方、「大企業」は届出者の約3割となっている。制度がスタートした当初は大企業による届出が目立っていたが、年々、中小企業者や小規模企業者による届出が増加している。

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