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機能性表示食品の分析実施状況、JHNFAが公開サイト開設

<消費者庁の事務連絡に対応>

 機能性表示食品の届出者が届出後に実施する分析状況について、(公財)日本健康・栄養食品協会(JHNFA)は25日、分析実施状況の公開サイトを今年9月頃に開設すると発表した。これは、機能性表示食品制度の適正な運用を推進するために、消費者庁が昨年10月に各業界団体に向けて出した事務連絡で要請していた取り組み。一方、(公社)日本通信販売協会(JADMA)では、今後の対応について未定としている。

 事務連絡で消費者庁は届出後の分析実施状況について、届出者がウェブサイトなどで公表しない限り、消費者は届出資料に記載された届出後の分析が適正に実施されているかどうかを確認できないと指摘。届出者による公開を後押しするため、各業界団体に対し、公開する項目の検討と、中小企業などの届出者の報告を取りまとめて、団体のウェブサイトで公開するように要請していた。

 これに対応するため、JHNFAは今年9月をめどに公開サイトを開設する方針。公開サイトはJHNFAホームページのトップ画面から入れるようにする。今後、公開を希望する届出者を募り、初年度の取り組みとして、昨年4月~今年3月までの分析実施状況を中心に公表する計画だ。公開時期は年1回を予定。2年目以降は毎年6月頃に公開する。

 公開する項目は「機能性関与成分」、「安全性を担保する必要がある成分」、「その他確認項目」。費用は新規・更新ともに、JHNFA機能性食品部の会員が無料、それ以外の会員が年間1万円、会員外が同3万円。JHNFAでは「大手企業も利用できる」(機能性食品部)と話している。

(画像:公開サイトの画面イメージ、JHNFAの公表資料より)

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