機能性表示対応素材の生産強化
焼津水産化学工業、NAGに8億円投資
機能性食品素材などの製造・販売を行う焼津水産化学工業㈱(静岡県焼津市、山田潤社長)が総額8億円を投資し、機能性食品素材の生産体制を強化する。
主力製品で、機能性表示食品対応素材でもある、N-アセチルグルコサミン(NAG)の国内製造工場(焼津市)に設備投資を行う。これにより、設備の改良や生産工程の見直しを実施し、生産能力を3割高める。
着工は、1年後の来年2月、完工は同5月を予定している。生産品目は、NAGはじめキチン分解物、キトサン分解物、海藻分解物。
9日に発表した。
同社は、ひざ関節ケアなどの機能性表示食品対応素材としてNAGの製造・販売を進めている。最終商品販売会社などへの届出サポートも手掛けており、「届出件数も増加し、製品の販売数量も増加」しているという。生産能力を高めることで、事業拡大を加速したい考え。