森乳、メタジェンが共同で実証研究開始 ビフィズス菌BB536入りヨーグルトの摂取による腸内環境の変化を解析
森永乳業㈱(東京都港区、大貫陽一社長)はこのほど、ビフィズス菌BB536入りヨーグルト摂取による腸内細菌叢と腸内代謝物質の変化に関する研究を「神戸実証研究」として開始したと発表した。㈱メタジェン(山形県鶴岡市、福田真嗣社長)との取り組み。
また、同実証研究を含む「腸からつくるウェルビーイング」をテーマとした活動が、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジに登録された。
同研究の名称は、「シンバイオティクスヨーグルト(モニター製品:機能性表示食品『ビヒダス ヨーグルト 便通改善 ドリンクタイプ』)摂取が腸内環境に与える影響に関する探索的臨床試験」。同品摂取による腸内細菌叢と腸内代謝物質の変化について、メタジェンの独自技術であるメタボロゲノミクス®を基盤とし連携して解析する。また、排便状況と心身の健康、労働生産性などに与える影響についても合わせて評価する。
同研究は、京都府立医科大学の内藤裕二教授の協力の下、日本人高齢者解析と同研究との相関を調べることも検討している。
同社では、メタジェン、京都府立医科大学・内藤裕二教授とともに、腸内環境の改善によるヒトの心身の健康維持、人々がウェルビーイングに暮らす社会づくりへの貢献を目指すとしている。