根本厚労相、健康な食事の推進をテーマに政策対話
<ファミリーマートや味の素などがプレゼン>
健康な食事の推進をテーマに、根本匠厚労相が主催の「社会保障制度の新たな展開を図る政策対話」が22日、開催された。根本厚労相と業界関係者や学識経験者が直接対話し、住宅・金融・食品・農業といった関連分野の視点を取り込み、社会保障制度の改革につなげることが目的。課題を抽出して具体策を立案し、来年度政府予算の概算要求などに反映させる。
この日のテーマは、健康な食事の推進。食品産業センター、ファミリーマート、味の素、キユーピーなどの関係者が出席し、各社からプレゼンが行われた。
厚労省は、来年度に東京で開催される「栄養サミット2020」を契機に、関係省庁や民間と連携し、「自然に健康になれる食環境」の構築を推進する方針。具体的な取り組み事例として、民間主導の健康な食事などの認証制度に対する支援、健康な食事に役立つ商品の流通拡大、適切な栄養・食生活情報の提供方法の開発などを挙げている。
根本厚労相は、「対話により課題や論点が明らかになった。2040年を見据えた社会保障制度改革の取りまとめに反映させるとともに、骨太の方針、概算要求に向けて政策を具体化するように事務方に指示した」と述べた。
(写真:22日午後に開かれた政策対話の様子)