（国研）医薬基盤・健康・栄養研究所（東京都新宿区）は15日、素材情報データベースに「ピクノジェノール、フラバンジェノール」に関する安全性情報を追加した。
　動物実験（ラット）で7日間の松樹皮抽出物の腹腔投与により、シスプラチン（抗悪性腫瘍剤）による聴神経障害を軽減したという。

　また同研究所は14日、「ゴマ」に関する有効性情報も公表。
　血清LDLコレステロールが高めの日本人成人84人（(試験群43人、平均48.2±7.8歳)を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験で、1日当たりゴマ油14 g（セサミン77.84 mg、セサモリン28.70 mg含有）12週間摂取させたところ、血中脂質（LDL-C）の低下が認められたという。