1. HOME
  2. 機能性表示食品
  3. 松樹皮プロシアニジン、肌領域に進出 【機能性表示食品届出更新】ロスマリン酸で新表示、困惑感の上昇軽減

松樹皮プロシアニジン、肌領域に進出 【機能性表示食品届出更新】ロスマリン酸で新表示、困惑感の上昇軽減

 機能性表示食品の届出情報公開データベースの更新が5日にあり、消費者庁は15件の新規届を公開した。松樹皮由来プロシアニジンB1及びB3やローズマリー由来ロスマリン酸について、各成分として新たなヘルスクレームを行う届出が含まれる。

 この日公開されたのは、届出番号I76からI92までのサプリメント8件、サプリメント以外の加工食品9件。生鮮食品はなかった。消費者庁は今回、一部を除き4月14日までに届け出されたものを公開。これで2023年度の届出公開件数は累計92件になった。

 松樹皮由来プロシアニジンB1及びB3の新たなヘルスクレームは、「肌の弾力を維持し、肌の健康に役立つ」旨。松樹皮抽出物「フラバンジェノール」を、機能性表示対応素材として展開する㈱東洋新薬(本部:佐賀県鳥栖市)が届け出た。

 同成分は、これまでに30件超の届出があり、コレステロールの低減、血管のしなやかさ(柔軟性)の維持といった2つのヘルスクレームで届出が進んでいた。新たな届出を受け、可能なヘルスクレームの領域が広がることになる。届出資料によれば、同成分の摂取によって肌の弾力が維持される作用メカニズムは、血中LDLコレステロールの低減を介した毛細血管の血流改善。

 一方、ローズマリー由来ロスマリン酸の新たなヘルスクレームは、メンタルヘルスに関わるもので、日常生活における「活気・活力感の低下軽減」と「困惑感の上昇軽減」の2つ。一時的に気分が落ち込んだ健常者を対象とする。同成分について、これが2件目の届出となるヱスビー食品㈱(東京都中央区)が届け出た。

 「困惑感」に対する機能を訴求する届出は、珍しいが初めてではない。19年2月、サフラン由来クロシン、同サフラナールについて、困惑感を軽減させる旨を、サフラン抽出物「アフロン」を取り扱う㈱SBS(福岡市中央区)が届け出ていた。

【石川太郎】

23年6月の届出DB更新

〇関連記事:【1日】今年度、あっという間に75件 【機能性表示食品届出更新】

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ