東洋新薬、独自の評価基準に基づき商品開発
同社は健康食品・化粧品業界を支えるODEM(ODM&OEM)メーカー。「世界の人々の健康と美への期待に、価値で応えていく」をミッションとしている。製品、サポート、エビデンスなどのあらゆるシーンで究極の価値である「HIGH-END VALUE」を目指す。
<研究開発力に基づく豊富な実績>
同社は、2005年に品目数でトクホ許可取得実績1位となり、20年12月末現在で259件の許可品を保有する。機能性表示食品では、トクホの許可実績で培った研究力をベースに、18のヘルスクレームと、葛の花由来イソフラボン、ターミナリアベリリカ由来没食子酸、松樹皮由来プロシアニジンなど18種類の機能性関与成分による届出実績がある。
同社は「機能性表示食品の事後検証を見据えた届出が重要と考えており、トクホの開発・審査過程で培ったノウハウや考え方を応用している。安全性や機能性について独自の評価基準を設け、エビデンスの強い商品の開発を推進している。
また、既に機能性表示食品として採用されているものも、引き続き安全性や新たな機能性の根拠を得られるように研究を進めていく」と話す。同じ素材を用いた届出が増えてきたことから、複数素材の組み合わせや新たなヘルスクレームの開発による差別化を進めているという。
また、契約農家で栽培した有機JAS認証の大麦若葉をはじめ、サツマイモ茎葉を利用した「すいおう」、「ケール」などの青汁原料を特許製法の微粉砕技術で加工し、商品提案を行っている。
<初の「大麦若葉末」機能性表示食品>
同社は、大麦若葉末の「大麦若葉由来食物繊維」を機能性関与成分とする初の機能性表示食品『大麦若葉の繊維青汁T』の届出を行い、昨年3月5日付で公開された。SR(システマティック・レビュー)による届出。青汁だけでなく、グリーンスムージーや清涼飲料水などの飲料、パンや焼き菓子、うどんなど日々の食生活により取り入れやすくした食品への展開を提案している。
<業界トップクラスの製造設備>
鳥栖工場は衛生面や安全性の面などで優れた設備を導入し、その設備規模、技術レベル、管理レベルともに業界でトップクラスの水準を誇る。高品質で安心・安全な商品の提供を第一に考え、総合受託メーカーとして初めてNSF-GMP登録工場となった。また、健康補助食品GMP適合認定、ISO9001:2015、FSSC22000の各認証を取得。化粧品分野ではISO22716に準拠するなど、より安全・確実な運用を行っている。さらに、受託件数の増加に対応するため、新工場(インテリジェンスパーク)を佐賀県鳥栖市に建設。
健康補助食品GMP適合認定、ISO9001:2015、FSSC22000を取得し、高品質の製造体制を強化している。
<健康食品OEMに特化した新会社を設立>
同社は昨年3月2日、健康食品のOEMに特化した新会社の㈱東洋フーズ(佐賀県鳥栖市、山口和也社長)を設立した。これまでに多くのクライアントから、同社の研究開発力や品質管理基準、事業全般にわたるトータルサポート体制が評価されてきた。一方で、「製造だけを任せたい」、「企画や試験は自社で行いたい」というニーズも増えている。同社では、「そのニーズに応えるため、グループで培った製造ノウハウを生かし、より安価でスピーディーな製造を行うため、健康食品のOEMに特化した新会社を設立した」と説明している。
<COMPANY INFORMATION>
所在地:福岡県福岡市博多区博多駅前2-19-27九勧博多駅前ビル(本社)
佐賀県鳥栖市弥生が丘7-28(本部・鳥栖工場)
TEL: 0942-81-3555(本部)
E-mail:ts-toiawase@toyoshinyaku.co.jp
URL: https://www.toyoshinyaku.co.jp
事業内容:健康食品・化粧品・医薬品・医薬部外品の受託製造