東京都は、「ゼロエミッション東京」の実現の一環として、サーキュラーエコノミー（循環経済）への転換・資源循環を促進している。（公財）東京都環境公社とともに、地域密着型のサーキュラーエコノミーの実現を目指す事業者を第1次公募として5月31日～6月30日まで募集。このほど、提案の熟度、有効性・効率性の観点から4件を選定の上、公表した。さらに、9月15日まで第2次公募も行っている。

　1次公募で選定されたのは、事業名「コロナ禍を経て回収された再利用のできないアクリルパーテーションの活用／今ある資源だけで装飾をするリユース特化型装飾事業の創生」㈱LINO、「『サーキュラーユニフォーム』廃棄物削減につなげる循環型制服の実証事業」日本毛織㈱、「『FEELT ORNAMENT』を活用したプラスチック資源循環の見える化事業」㈱グリーンディスプレイ、「ドールバナナ　エシカルバリューチェーンプログラム」㈱ドールなどの4件。

　第2次公募による補助対象事業は、都内におけるサーキュラーエコノミーの実現につながるプラスチックや食品ロスの削減に関する取組のために、地域でのモデル事業や実証事業、関連する調査や情報発信などを複数の事業者・団体などが連携して取り組むもの。1事業につき補助対象経費の2分の1の範囲内、上限100万円までを補助する。
　事業実施期間は交付決定日から2024年2月29日まで。公募の締切は9月15日（金）。

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