東京都、健康食品1品から医薬品成分のATPを検出
東京都は14日、健康食品『ATP-20』(錠剤、販売者:邦文表示なし)を検査したところ、医薬品成分のATPが検出されたと発表した。都は、同製品を販売していた世田谷区の販売店舗に対し、販売中止と回収を指示した。
検査の結果、1錠からATP18mgを検出。原材料名などについて、邦文による表示はなかった。ATPは、二ナトリウム水和物が心不全などの治療薬の有効成分として使用される。悪心、頭痛、脱力感といった副作用が報告されている。
都は、同製品を保有している人に向けて、使用を中止するとともに、健康被害が疑われる場合は医療機関を受診するように呼びかけている。
(写真:東京都ホームページより)