東京都、一斉監視の中間結果を公表 12月1日~15日まで、延べ5万強の施設に実施
東京都は27日、歳末食品衛生一斉監視について中間結果を公表した。実施期間は12月1日~15日まで。延べ5万237件の食品関係営業施設に立入検査を実施し指導を行った。
「クリスマスケーキ」、「正月用そうざい」などの年末年始用食品を中心に2,103検体の食品について検査を実施した結果、基準値を超えるシアン化合物を検出した「バター豆」など、2検体の法違反品を発見し、違反品については、輸入者を所管する自治体へ通報した。
延べ1万3,953件の食品関連事業者に立入検査を実施した。衛生管理計画の作成、記録の実施などについて、HACCPの取り組み支援を行った。
期限表示やアレルゲン表示を中心に、11万7,375品目の食品に対し食品表示法に基づく表示監視を行い、322品目の食品に対し原産地等の表示改善を指導した。
ノロウイルスや腸管出血性大腸菌、ウエルシュ菌による食中毒を未然に防止するため、高齢者施設などの集団給食施設980件に対する監視指導を行った。結果、施設の改善や記録の実施などについて32件の指導を行った。
飲食店延べ4,860件に立入検査を行い、食肉などの取り扱いに関する指導を行った。結果、鶏刺しなど鶏肉を生で提供していた253施設に対して、十分な加熱の実施などを指導した。
テイクアウトや宅配などを実施する飲食店延べ1,453件の立入検査を行い、26件に対して適切な温度管理の実施などの指導を行ったとしている。
これらの一斉監視事業の実施結果については、事業実施後に取りまとめ、食品衛生関係事業報告において公表する予定。
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