消費者庁が5日に行った機能性表示食品の届出情報公開データベースの更新で、未熟温州みかんエキスの届出が公開された。初めて公開される機能性関与成分。

　同等性を担保するために2つ以上の指標成分を設定する必要のあるエキスを関与成分とする届出はこれで累計16件となった。新たに届け出された未熟温州みかんエキスの指標成分はヘスペリジンとナリルチン。研究レビューに基づき、鼻の不快感を軽減する旨を表示する。

　この日の更新で同庁は、届出番号H1183からH1195まで13件の新規届出を公開。内訳はサプリメントが4件、それ以外の加工食品が8件、生鮮食品が1件。未熟温州みかんエキスを届け出たのは、調味料と健康志向食品の製造販売を行う日研フード㈱（静岡県袋井市）。今回が初の届出公開となる。『青ミカンドリンク』を製品名にした粉末飲料を届け出た。

　このほか、γ-オリザノールを関与成分にしたサプリメント以外の加工食品の届出も公開した。同成分として3番目の届出となる。届け出たのはSBIアラプロモ㈱（東京都港区）。2020年に届け出ていたγ-オリザノールとGABAを関与成分とする発芽玄米のドライタイプを新たに届け出た。ヘルスクレームは前の届出と同じ。

　なお、この日の更新で、機能性表示食品の制度施行以来の取り下げを除く届出実数が6,000件を超え、6,008件となった。

【石川太郎】