朝日印刷、売上対前年同期比5.4%増 高い品質管理と営業活動強化で海外子会社が大幅受注増
朝日印刷㈱(富山県富山市、朝日重紀社長)はこのほど、2024年3月期第2四半期決算短信(23年4月1日~9月30日)を発表した。売上高は対前年同期比5.4%増の208億8,400万円、営業利益は同12.4%増の13億1,500万円だった。
同社グループでは、「包むこころを大切に新たな第一歩を」を合言葉に、中期経営計画AX2024の5つの戦略(市場深耕拡大・付加価値最大化・ワークエンゲージメント・海外事業推進・経営資源活用)を推し進め、それぞれの事業でさらなる競争力強化を図り計画の達成に向けた取り組みを行っている。
同社グループの主要事業である印刷包材事業は、国内は、AX2024での市場別成長戦略に沿った差別化提案の推進や社会経済活動の回復により、一般用医薬品向け製品や化粧品向け製品の受注が増加したが、医療用添付文書の電子化の影響による受注減と原材料などの費用の増加により増収減益となった。
一方、国外は、海外子会社(Harleigh (Malaysia) Sdn.Bhd.とShin-Nippon Industries Sdn.Bhd.)において、朝日印刷グループとしての高い品質管理と営業活動強化により、大幅に受注が増加し増収増益となった。
これらの結果、同事業の売上高は、同9.5%増の197億8,200万円、利益は、同7.4%増の47億1,000万円だった。