朝日印刷㈱（富山県富山市、朝日重紀社長）はこのほど、2024年3月期第3四半期決算短信（23年4月1日～12月31日）を発表した。売上高は対前年同期比5.7％増の313億900万円、営業利益は同10.7％減の15億8,100万円だった。

　同社グループでは、「包むこころを大切に　新たな第一歩を」を合言葉に、中期経営計画AX2024（2022～2024年度）の達成に向け、「市場深耕拡大」「付加価値最大化」「ワークエンゲージメント」「海外事業推進」「経営資源活用」の5つの事業戦略に基づく各種施策を推進した。

　同社グループの主要事業である印刷包材事業においては、国内における医療用添付文書の電子化による医療用医薬品向け製品の受注減少と原材料などの費用の増加があったが、海外子会社（Harleigh (Malaysia)Sdn.Bhd.とShin-Nippon Industries Sdn.Bhd.）において引き続き受注が好調に推移したことにより、同事業の売上高は、同6.8％増の293億1,800万円となった。利益は、同2.2％増の68億3,100万円だった。