更年期・生理に悩む女性社員をサポート 小林製薬「命の母」× TRULY、法人向け事業で協業
小林製薬㈱(大阪市中央区、小林章浩社長)はこのほど、医師や専門家による信頼性の高い情報とサービスを提供する㈱TRULY(トゥルーリー)(東京都渋谷区、二宮未摩子社長)と、法人向けの健康経営プログラムの事業展開を目的に、協業を開始すると発表した。
小林製薬は、「“あったらいいな”をカタチにする」をコーポレートブランドスローガンとし、これまでにない新市場を創造することで、人と社会に「快」を提供してきた。女性特有の困りごとを解決するフェムケア製品も数多く手掛けており、中でも『命の母』は、1903(明治36)年に誕生し今年で120周年を迎えるロングセラーブランド。女性の心と体の健康に50年寄り添うことを目指し、生理・PMSを含む血の道症の不調を改善する『命の母ホワイト』、更年期の症状に『命の母A』、更年期の症状と肌に『命の母メグリビ』、更年期後にも続く不調に『命の母アクティブ』など、ライフステージにあわせて選べるラインアップを展開している。
女性ホルモンによる心身の不調は千差万別であることから、21年には「命の母AIお悩み相談」を開発。自身の悩みを入力すると、『命の母』の研究で培ったビッグデータとマッチングし、監修医によるアドバイスや自分にあった商品の提案が受けられるというサービス。月2万人以上が利用しているという。
TRULYが展開する法人向けサービス「TRULY for Business」は、女性医師監修のチャット型ラーニングと、医師・専門家にラインで手軽につながることができるチャット相談のパッケージ。公式メディアサイトでは、更年期、フェムテック、性やパートナーシップなどに関しての医師や専門家による信頼性の高い情報、リアルな体験談や相談事例など、大人の男女に向けた正しい情報を無料で発信している。
両社がもつ知見を生かして、更年期や生理に悩む女性従業員をサポートするサービスを開発し、2024年春の発売を目指す。これから開発を進めるサービスでは、女性が働きやすい職場環境の整備を通じて、企業の活性化(生産性向上や業績向上)と、女性活躍推進を進める日本社会全体の発展に貢献するとしている。
(冒頭の写真:左から『女性薬 命の母ホワイト』(第2類医薬品)、『女性保健薬 命の母A 』(同)、『メグリビa』(同)、『女性保健薬 命の母アクティブ』(第3類医薬品)/同社リリースより)