昭和大学発ベンチャーがサプリ発売 独自開発素材を配合、白ワイン残さを有効活用
医系総合大学「昭和大学」の第一号ベンチャー企業、㈱旗ケ岡ネイチャー研究所(札幌市中央区、柴田浩樹社長)が今月からサプリメントの販売を開始した。独自に開発した原材料を配合したもので、白ブドウに由来するポリフェノールを豊富に含むという。同大が24日発表した。
旗ケ岡ネイチャー研究所は昨年9月に設立。昭和大学での2年半の事業化プロジェクトを経て設立に至ったという。
同社が今月10日から自社オンラインショップで販売を始めたサプリメントの名称は『Calibrage(キャリブラージ)』。90粒(約1カ月分)入りで通常価格5,400円(税込)。
キャリブラージは、同社の第1弾商品になる。主要な原材料として、白ワインの製造工程で生じる、白ブドウの種や皮などの搾りかすを有効活用した独自開発素材「ポリフェノールブラン」を配合した。白ブドウに由来するポリフェノールが豊富に含まれるという。
昭和大の調べによれば、ワインの製造工程で得られる残さ中のポリフェノール量は、「赤」よりも「白」の方が数倍多いとされる。
【石川太郎】
(冒頭の写真:旗ケ岡ネイチャー研究所が発売したキャリブラージ。昭和大宇の報道発表資料から)