明治、高カカオチョコレートの血糖値に対する影響を確認
(株)明治(東京都中央区、松田克也社長)は22日、高カカオチョコレートの血糖値に対する影響を調べたヒト試験の成果を都内で発表した。
同社研究本部技術研究所健康科学研究部機能評価2グループ長の夏目みどり氏は、「基準食品と比較して、摂取後の血糖値の上昇が非常に穏やかで、摂取90分以降も血糖値が摂取前の血糖値を下回らず、安定していることが確認できた」と報告した。
オーストラリアの大学に試験を委託。現地の成人男女10人を対象に、水250mlに25gのブドウ糖を溶かした(糖質25g)基準食品と、カカオを72%含むチョコレート71g(糖質25g)と、カカオを86%含むチョコレート103g(糖質25g)の2つの試験食品を準備した。
被験者を一晩絶食させた後に採血し、すぐに基準食品または試験食品を摂取させた。摂取開始後、15分、30分、45分、60分、90分、120分の計6回採血し、血糖値を測定。試験食品群では基準食品群と比べて、摂取後の血糖値の上昇が穏やかであることが確認されたという。
(写真:研究成果を発表する研究本部技術研究所の夏目みどり氏)