明治、免疫検査サービスを開始 生活者の免疫状態を可視化し、健康的な毎日に貢献する
㈱明治(東京都中央区、松田克也社長)はこのほど、唾液・生活習慣と免疫状態の関係に基づいた免疫検査サービスを開始すると発表した。
H.U.グループホールディングス㈱(東京都港区、竹内成和社長)の連結子会社である(合同)H.U.グループ中央研究所(東京都あきる野市)との取り組み。生活者の日々の健康増進を目的とした、自宅で唾液を採取するだけで免疫状態を把握できるというもの。
唾液検体送付と生活習慣のアンケートに答えることで、生活者の免疫状態を簡単に測定し、パソコンやスマートフォンから検査結果を確認することができる。検査結果に基づいた生活習慣アドバイスを実施することで、生活者の健康的な毎日への貢献を図る。
明治は、長年にわたる免疫研究の知見として、より健康的な生活を送る上で「免疫状態」が重要だと考えており、コロナ禍を経て「自身の免疫状態を把握したい」というニーズが一段と高まっていると捉えている。
H.U.グループは、受託臨床検査、臨床検査薬事業を手掛ける。そのコーポレートR&D機能であるH.U.グループ中央研究所は、既存事業が保有する検査基盤技術やノウハウを活用し、臨床検査のヘルスケア領域における新たな価値の創出、事業を実装する役割を担っている。また、H.U.グループ中央研究所は、コロナ禍を機に生活者自身が検体を採取して測定できるという認識が広がったことを受け、セルフチェックを通して生活者の健康に対する関心や気づきを促せるサービスへのニーズが一層拡大していくと捉える。
明治が持つ「食・ヘルスケア」の価値と、H.U.グループが持つ検査基盤技術力との融合により、これまで以上に生活者1人ひとりの健康課題解決に貢献できると考え、同サービスの展開に至ったという。まずは、提携機関を対象に同サービスを限定的に展開し、その後、順次拡大する予定。同サービスを通じて、生活者の健康な生活への貢献を図る。