明治、ベンチャー共創プログラム「明治アクセラレーター」開始
㈱明治(東京都中央区、松田克也社長)は25日、㈱ゼロワンブースター(東京都千代田区、鈴木規文社長)と共同でベンチャー共創プログラム「明治アクセラレーター」を開始すると発表した。
同プログラムは、「ヒトと地球の健やかな未来を共創する」をテーマに社外の起業家やベンチャー企業のアイデア、テクノロジー、ビジネスモデルと、明治グループのアセットやバリューチェーンを組み合わせて事業化することで新たな価値を創出し、社会的な課題解決を目指す取り組み。明治グループが2018年に策定した中期事業計画「2026ビジョン」に掲げたオープンイノベーションを加速(accelerator)させるプログラム。
今回は食と健康、くらし・社会の豊かさ、サステナブル、その他テクノロジーの4つ領域で共創するパートナーを広く募集する。
オンラインで行われた発表会で明治の松田社長は、「明治という企業を上手に利用するアイデアや技術を求めている。事業化できるイノベーション案があれば、積極的に参加してほしい」と呼びかけた。セグメント別の売上では食品事業が8割を占める企業だけに、「最終的には食品関連に落とし込んだ事業化が考えられるが、募集時点では自由な発想で」と制限を加えない考えも示した。
長年、事業創造アクセラレーターをミッションとして企業成長の加速を支援してきたゼロワンブースターの鈴木社長は、「お互い足りない資源を共有しながらいろんな価値観を生み出し発展させていくスキーム」であることを紹介し、「募集パートナーに採択されればさまざまなメリットが生まれる」と、応募が意義あるチャレンジとなることを強調した。
実際に採択されるのは複数社で、ビジネスプラン応募の最終期限は7月31日(土)。その後、選抜コンテストを経て22年3月にデモデイ(成果発表会)というスケジュールを予定している。
募集内容の詳細はコチラ
【堂上 昌幸】
(冒頭の写真:「明治アクセラレーター」のイメージ画像)