明治、アミノ酸含有ゼリーで「元気の実感」を確認
㈱明治(東京都中央区、松田克也社長)は5日、青山学院大学工学部(野澤昭雄教授)との共同研究で、「アミノ酸含有ゼリー飲料」を摂取することで、「模擬課題の成績低下の抑制」、「心理状態の向上」を確認したと発表した。
研究成果は、2021年1月21日~23日に開催された国際会議「26th International Symposium on ArtificialLife and Robotics(AROB)2021」で発表したという。
演題は「ゼリー飲料摂取が生理状態・心理状態・行動に与える影響の探索的検討」。21歳~26歳の男子学生24人に対し、画面上の標的をポインタで追いかける集中を要するトラッキング課題を課した。
パフォーマンスを測定するため、画面上の標的とポインタの乖離をエラーとしてその悪化率を計測。ストレス に対する生理的な反応を測定するため、血行動態指標(平均血圧、心拍出量、全末梢血管抵抗におけるパターン変化や鼻部表面の温度変化を計測した。さらに、心理状態の変化を明らかにするため、参加者の主観的な感覚量についてVASを用いて計測した。
結果、摂取時の悪化率は、非摂取時と比較して低い結果となり、課題成績の低下が有意に抑制 されることを確認したという。