明治、「脱酸素低温発酵法」が発明賞 明治ブルガリアヨーグルト」ブランドなどに使用
㈱明治(東京都中央区、松田克也社長)はこのほど、乳酸菌を添加する前の乳原料を、酸素を抜いた状態で低温発酵させる「脱酸素低温発酵法」が、(公社)発明協会(内山田竹志会長)が実施する「令和5年度全国発明表彰」において、「発明賞」を受賞したと発表した。
全国発明表彰は、1919年に開始された。科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に始まり、科学技術的に秀でた進歩性を有し、かつ顕著な実施効果を挙げている発明、考案、意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するもの。
「脱酸素低温発酵法」が、ブルガリアの伝統的なプレーンヨーグルトのまろやかな味わいを、広く一般に普及させることに貢献したこと、低脂肪ヨーグルトにも濃厚感を実現し、消費者の健康的でおいしいものを食べたいというニーズに応えた低脂肪・無脂肪のヨーグルト商品を提供していることが高く評価され、受賞に至った。同社が全国発明表彰を受賞するのは、今回が初めてだという。
同発明は、今年50周年を迎える「明治ブルガリアヨーグルト」ブランドの『明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン』や『明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン脂肪0』などに使用されている。同社では、今後もヨーグルトに関する研究を続け、さらなるおいしさを追求すると同時に、消費者の健康な毎日に貢献する商品を提供するとしている。
(冒頭の写真:授賞式の様子/同社リリースより)