日清食品HD、売上9.5%増 『ピルクル ミラクルケア』が引き続き好調を維持
日清食品ホールディングス㈱ (東京都新宿区、大阪市淀川区、安藤宏基社長) はこのほど、2024年3月期(2023年4月1日~24年3月31日)の決算短信を発表した。売上は、前年同9.5%増の7,329億3,300万円、営業利益は同33.9%増の806億100万円だった。
同社グループは、2030年に向けた「中長期成長戦略2030」で掲げたビジョンの実現と持続的成長に向け、成長戦略テーマである①既存事業のキャッシュ創出力強化、②EARTH FOOD CHALLENGE 2030、③新規事業の推進に取り組んでいる。
飲料事業は、乳酸菌飲料の「ピルクル400」シリーズ、機能性表示食品の『ピルクル ミラクルケア』が引き続き好調に推移したほか、「十勝のむヨーグルト」シリーズも秋のリニューアルで大きく伸長した。同事業を含む低温・飲料事業セグメントの売上は、同9.7%増の952億2,100万円、営業利益は、同97.7%増の76億9,200万円だった。
日清食品㈱(同、安藤徳隆社長)の販売状況は、カップめん類、袋めん類、カップライス類が堅調に推移。カップめん類では、「カップヌードル 具材まみれ」シリーズ、期間限定商品の「日清のどん兵衛 だし比べ」シリーズなど、消費者ニーズを捉えた商品が順調に推移している。袋めん類では、発売65周年商品である『チキンラーメン』をはじめとするロングセラー商品や、3月発売の「日清ラ王33食パック」シリーズなどが売上を伸ばしている。同セグメントにおける日清食品の売上は、同5.5%増の2,322億2,100万円、営業利益は、同11%増の297億4,100万円となった。