日清食品HD、売上10.5%増 機能性表示食品『ピルクル ミラクルケア』がプラスオン
日清食品ホールディングス㈱(東京都新宿区、大阪市淀川区、安藤宏基社長) はこのほど、2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の決算短信を発表した(連結)。売上高は前年同期比10.5%増の3,503億7,000万円、営業利益は同66.1%増の449億300万円だった。
同社グループは、2030年に向けた「中長期成長戦略2030」に基づき、ビジョンの実現と持続的成長に向け、成長戦略テーマである①既存事業のキャッシュ創出力強化、②EARTH FOOD CHALLENGE 2030、③新規事業の推進に取り組んでいる。
日清食品㈱(同、安藤徳隆社長)の販売状況は、カップめん類、袋めん類、カップライス類が堅調に推移し、価格改定効果もあり各カテゴリーとも前年同期比で増収となった。カップめん類では、今年8月に発売した『カップヌードル担担』や、9月発売の「特上カップヌードル」シリーズをはじめ、消費者ニーズを捉えた商品が順調に推移している。袋めん類では、発売65周年商品である『チキンラーメン』をはじめとするロングセラー商品などが売上を伸ばし増収に寄与した。カップライス類は、「日清カレーメシ」シリーズが引き続き好調を維持。利益面では、原材料価格の上昇などによるコストアップ要因があったが、増収効果により増益となった。この結果、同セグメントにおける売上収益は、同5.8%増の1,078億300万円、営業利益は、同2.3%増の153億9,200万円となった。
飲料事業は、日清ヨーク㈱ (東京都中央区、前田健二社長)が販売する乳酸菌飲料の「ピルクル400」シリーズが好調に推移し、さらに22年9月に発売した「睡眠の質を改善し、疲労感を軽減する」機能を訴求した『ピルクル ミラクルケア』がプラスオンとなり、前年同期比で増収増益となった。この結果、同事業の売上は、同12.5%増の467億7,30万円、営業利益は、同229.6%増の51億3,000万円となった。