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日清食品、2022年3月期増収減益
「中長期成長戦略2030」に基づき事業推進

 日清食品ホールディングス㈱ (東京都、安藤宏基社長) はこのほど、2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の決算短信を発表した(連結)。売上高は前期比12.6%増の5,697億2,200万円、営業利益は同16.1%減の466億1,400万円の増収減益だった。

 同社グループは、2030年に向けた「中長期成長戦略2030」に基づき、ビジョンの実現と持続的成長に向け、成長戦略テーマである①既存事業のキャッシュ創出力強化、②EARTH FOOD CHALLENGE 2030、③新規事業の推進に取り組んでいる。

 飲料事業は、売上は同4.4%減の32億7,000万円、営業利益は同5.0%減の34億4,400万円だった、日清ヨーク㈱の主力ブランド「ピルクル」が、乳酸菌数を150億個から400億個に増やし『ピルクル400』として発売し好調に推移したが、前年度コロナ禍での需要増の反動やコロナ禍におけるCVS(コンビニエンスストア)での売上低迷により、ほぼ前年並みながらわずかに前期比で減収となった。利益面では、広告宣伝費等の増加によりほぼ前年並みながら前期比でわずかに減益となった。

 米州地域は、既存商品の収益力向上に加え、新たな需要の創造に向けた付加価値商品の提案強化や導入推進に取り組んでいる。売上は同23.2%増の873億2,800万円、営業利益は同26.0%減の29億9,500万円だった。中国地域は、中国大陸での高付加価値商品市場が拡大しており、販売エリア拡大と中国版カップヌードル「合味道」のブランド強化に取り組んでいる。売上は同15.2%増の554億7,800万円、営業利益は同4.8%増の60億3,900万円だった。

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