日清食品、第1四半期決算発表 売上、前年同期比11.2%増、利益は同5.1%増
日清食品ホールディングス㈱ (東京都、安藤宏基社長) はこのほど、2025年3月期第1四半期(2024年4月1日~6月30日)の決算短信を発表した(連結)。売上高は前年同期比11.2%増の1,850億3,600万円、営業利益は同5.1%増の233億1,200万円だった。
同社グループは、2030年に向けた「中長期成長戦略2030」に基づき、ビジョンの実現と持続的成長に向け、成長戦略テーマである①既存事業のキャッシュ創出力強化、②EARTH FOOD CHALLENGE 2030、③新規事業の推進に取り組んでいる。
飲料事業は、「ピルクル ミラクルケア」シリーズの売上を維持しつつ、「ピルクル400」シリーズが前期休売品の販売再開によるプラスオンを含めて好調に推移したほか、「十勝のむヨーグルト」シリーズも好調に推移し、前年同期比で増収となった。利益面では、マーケティング費用の増加などにより前年同期比で減益。この結果、同セグメントにおける売上収益は、同9.7%増の254億6,200万円、営業利益は、同8%増の29億2,200万円となった。
米州地域全体では、引き続き新たな需要創造に向けた高付加価値商品の提案強化や導入推進に取り組んでいる。同セグメントにおける売上収益は、同21.9%増の419億8,100万円、営業利益は、同3%減の60億7,500万円となった。
中国地域においては、販売エリア拡大や中国版カップヌードル「合味道」ブランドの強化、高価格帯袋めんの販売拡大に取り組んでいる。同セグメントにおける売上収益は、同10.8%増の164億5,800万円、営業利益は、同4.3%減の13億3,200万円となった。