日清食品、売上14.1%増
日清食品ホールディングス㈱ (東京都、安藤宏基社長) はこのほど、2022年3月期第2四半期(2021年4月1日~2021年9月30日)の決算短信を発表した(連結)。
売上高は2,750億3,700万円(前年同期比14.1%増)、営業利益は268億3,600万円(同15.7%減)の増収減益だった。
同社グループは、2030年に向けた「中長期成長戦略2030」に基づき、ビジョンの実現と持続的成長に向け、成長戦略のテーマである①既存事業のキャッシュ創出力強化、②EARTH FOOD CHALLENGE2030、③新規事業の推進に取り組んでいる。
日清食品㈱は売上が同1.5%増の985億2,600万円、営業利益は同6.8%減の154億1,900万円だった。カップめん類で、4月に発売した「カップヌードルPRO」シリーズが第1四半期に引き続き売上好調なほか、8月に発売した『カップヌードル辛麺』、カップヌードル発売50周年記念商品の「カップヌードルスーパー合体」シリーズが大きく売上に貢献した。
低温・飲料事業は、売上が同4.2%増の409億8,900万円、営業利益は同13.2%減の26億7,900万円だった。日清食品チルド㈱が増収増益、日清食品冷凍㈱が増収減益だった。飲料事業は、日清ヨーク㈱の主力ブランド「ピルクル」が、乳酸菌数を増やし『ピルクル400』として発売し量販店で好調に推移したが、コロナ禍におけるCVSでの売上低迷により前年同期比で減収となった。また利益面では、広告宣伝費の投入などにより前年同期比で減益となった。